2018年03月05日

メラニーさん恐るべし!

メラニーさんの予想と受賞結果をチェックしてみました。

外れたのは、

作品賞 予想スリービルボード 結果シェイプオブウォーター
脚本賞 予想スリービルボード 結果ゲットアウト
短編ドキュメンタリー賞 予想Edith+Eddie 結果Heaven Is a Traffic Jam on the 405

この3っつだけ! つまり24部門予想して21部門当てたということです。

凄いよねえ。

早速タマフルのブログに報告が書き込まれています。
【驚異の的中率】第90回アカデミー賞24部門のうち21部門を的中させたラジオ番組があった! 
 アカデミー賞予想がライフワークの一般人「メラニーさん」の超絶予想にビビる


ブログで紹介されているメラニーさんのブログがこれです。
作品賞、シェイプVSビルボードですっげえ悩み中


確かに、この予想を採用していたら、ハズレは短編ドキュメンタリー賞だけだったわけだなあ。
さすが、『三度の飯よりオスカー好きの、銀座界隈OL』 です。

ブログにある、『「レディバード」「ゲットアウト」の2本が手ぶらで帰ることになる。授賞式では#Time's Up に時間を割いたりかなりのスポットライトを当てるらしいから、そんな年にマイノリティ代表の2作品を手ぶらで帰していいのか?っていうのが気になるところ。』とのくだりが痺れます!

タマフルブログによれば、
そのメラニーさん。今週3月10日(土)の「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」に生出演し、今回の第90回アカデミー賞を振り返った総括や、自身の予想について解説してくれるそう。

ということなので、土曜日を楽しみにしています。

posted by たくカジ!!CINEMA at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

第90回アカデミー賞受賞結果

冒頭のジミー・キンメルさんのスピーチ素晴らしかったですね!
ユーモラスに辛辣なことを表現することに非常に長けている。同時通訳で見ているので、皮肉をどう効かせているのかがいまいち理解できないのですが、そのあたりを町山さんが解説してくれていて、例えば美しいBL映画「君の名前で僕を呼んで」を賞賛することで、同性愛を病気であると公言しているペンス副大統領を皮肉っているのだとかですね。もちろんトランプへの攻撃も忘れませんでした。

プレゼンターで良かったのは、美術賞を担当したクメール・ナンジアニ(パキスタン出身)とルピタ・ニョンゴ(ケニヤ出身)。クメール・ナンジアニは芸名で、本名はクリス・パインなんだという告白に大笑いしました。コメディドラマ「シリコンバレー」で有名なんだそうですが、大真面目な顔で面白い!鉄板ですよね!

と書いていたら、助演女優賞のプレゼンターになんとリタ・モレノ!懐かしい!
とっても美しいおばあさん(まだおばあさんと呼べないほど若い!でも86歳!)
そして彼女が紹介した受賞作品(外国映画賞)はチリの映画『ナチュラルウーマン』
先日観てきましたよ!主演のダニエラ・ベガ素晴らしかった!おすすめの映画です。

是が非でも観ようと思った作品は、作品賞にノミネートされた作品はもちろんですが、それ以外では「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」はマストだなと思いました。

感動したのは短編アニメーション賞を監督のグレン・キーンと一緒に受賞したコービー・ブライアント!脚本を担当したんですよね!なんて素晴らしいんだろう!
http://believeentertainmentgroup.com/portfolio-item/dear-basketball/

書き出したらキリがないね!ジェームズ・アイヴォリーの脚色賞も感動しました。彼の作品『眺めのいい部屋』や『日の名残り』は大好きな映画でした。伴侶を失って長い間表舞台に出てこなかったように思っていましたが、復活です。それから、14回目のノミネートで受賞したディーキンスにも心からの祝福を送ります。

さて、主要四部門に入ってきます。さて、主要四部門に入ってきます。
まず監督賞に ギレルモ・デル・トロ パチパチパチ
そして主演男優に ゲイリー・オールドマン パチパチパチ
そして主演女優に フランシス・マクドーマンド
        ちょっと残念 でもスピーチマジ凄い!

最後に作品賞は?  シェイプ・オブ・ウォーター

今年のアカデミー賞、悪ふざけもなくて、スピーチもみんな良くて、披露された唄もすべて感動的なステージで、本当に良かった。そして何より作品賞に『シェイプ・オブ・ウォーター』が輝いたことを誇りに思います。

註☆印が受賞です。◎は私の予想です。

【作品賞】
 「君の名前で僕を呼んで」 ※4/27(金)より全国公開
 「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」 ※3/30(金)より全国公開
 「ダンケルク」 公開済み
 「ゲット・アウト」 公開済み
 「レディ・バード」 ※6月公開予定
 「ファントム・スレッド」 ※5/26(土)より全国公開
 「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」 ※3/30(金)より全国公開
◎☆「シェイプ・オブ・ウォーター」 公開中
 「スリー・ビルボード」 公開中

【監督賞】
 クリストファー・ノーラン「ダンケルク」
 ジョーダン・ピール「ゲット・アウト」
 グレタ・ガーウィグ「レディ・バード」
 ポール・トーマス・アンダーソン「ファントム・スレッド」
◎☆ギレルモ・デル・トロ「シェイプ・オブ・ウォーター」

【主演男優賞】
 ティモシー・シャラメ「君の名前で僕を呼んで」
 ダニエル・デイ=ルイス「ファントム・スレッド」
 ダニエル・カルーヤ「ゲット・アウト」
◎☆ゲイリー・オールドマン「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
 デンゼル・ワシントン「Roman J. Israel, Esq.」

【主演女優賞】
◎サリー・ホーキンス「シェイプ・オブ・ウォーター」
☆フランシス・マクドーマンド「スリー・ビルボード」
 マーゴット・ロビー「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」
 シアーシャ・ローナン「レディ・バード」
 メリル・ストリープ「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」

【助演男優賞】
 ウィレム・デフォー「ザ・フロリダ・プロジェクト(原題)」
 ウッディ・ハレルソン「スリー・ビルボード」
 リチャード・ジェンキンス「シェイプ・オブ・ウォーター」
 クリストファー・プラマー「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)」
◎☆サム・ロックウェル「スリー・ビルボード」

【助演女優賞】
 メアリー・J・ブライジ「マッドバウンド 哀しき友情」
◎☆アリソン・ジャネイ「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」
 レスリー・マンビル「ファントム・スレッド」
 ローリー・メトカーフ「レディ・バード」
 オクタビア・スペンサー「シェイプ・オブ・ウォーター」

【脚本賞】
 エミリー・V・ゴードン、クメイル・ナンジアニ「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」
☆ジョーダン・ピール「ゲット・アウト」
 グレタ・ガーウィグ「レディ・バード」
 ギレルモ・デル・トロ、バネッサ・テイラー「シェイプ・オブ・ウォーター」
◎マーティン・マクドナー「スリー・ビルボード」

【脚色賞】
◎☆ジェームズ・アイボリー「君の名前で僕を呼んで」
 スコット・ノイスタッター、マイケル・H・ウェバー「The Disaster Artist」
 ジェームズ・マンゴールド、スコット・フランク、マイケル・グリーン「LOGAN ローガン」
 アーロン・ソーキン「モリーズ・ゲーム」
 バージル・ウィリアムズ、ディー・リース「マッドバウンド 哀しき友情」

【撮影賞】
◎☆ロジャー・ディーキンス「ブレードランナー 2049」
 ブリュノ・デルボネル「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
 ホイテ・バン・ホイテマ「ダンケルク」
 レイチェル・モリソン「マッドバウンド 哀しき友情」
 ダン・ローストセン「シェイプ・オブ・ウォーター」

【編集賞】
 「ベイビー・ドライバー」
☆「ダンケルク」
 「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」
◎「シェイプ・オブ・ウォーター」
 「スリー・ビルボード」

【美術賞】
 「美女と野獣」
 「ブレードランナー 2049」
 「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
 「ダンケルク」
◎☆「シェイプ・オブ・ウォーター」

【音響編集賞】
◎「ベイビー・ドライバー」
 「ブレードランナー 2049」
☆「ダンケルク」
 「シェイプ・オブ・ウォーター」
 「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」

【録音賞】
 「ベイビー・ドライバー」
 「ブレードランナー 2049」
☆「ダンケルク」
◎「シェイプ・オブ・ウォーター」
 「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」

【視覚効果賞】
◎☆「ブレードランナー 2049」
 「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」
 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」
 「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」
 「キングコング 髑髏島の巨神」

【衣装デザイン賞】
 ジャクリーン・デュラン「美女と野獣」
 ジャクリーン・デュラン「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
☆マーク・ブリッジス「ファントム・スレッド」
◎ルイス・セケイラ「シェイプ・オブ・ウォーター」
 コンソラータ・ボイル「Victoria and Abdul」

【メイク・ヘアスタイリング賞】
◎☆「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
 「Victoria and Abdul」
 「Wonder」

【作曲賞】
 ハンス・ジマー「ダンケルク」
 ジョニー・グリーンウッド「ファントム・スレッド」
◎☆アレクサンドル・デスプラ「シェイプ・オブ・ウォーター」
 ジョン・ウィリアムズ「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」
 カーター・バーウェル「スリー・ビルボード」

【主題歌賞】
 “Mighty River”「マッドバウンド 哀しき友情」
◎“Mystery of Love”「君の名前で僕を呼んで」
☆“リメンバー・ミー(Remember Me)”「リメンバー・ミー」
 “Stand Up for Something”「マーシャル 法廷を変えた男」
 “This Is Me”「グレイテスト・ショーマン」

【長編アニメ映画賞】
 「ボス・ベイビー」
 「The Breadwinner(原題)」
◎☆「リメンバー・ミー」
 「Ferdinand(原題)」
 「ゴッホ 最期の手紙」

【短編アニメーション賞】
☆「Dear Basketball(原題)」
 「ガーデンパーティー(原題:Garden Party)」
 「LOU」
◎「Negative Space(原題)」
 「へそまがり昔ばなし(原題:Revolting Rhymes)」

【外国語映画賞】
◎☆「ナチュラルウーマン」(チリ)
 「L'insulte(英題:The Insult)」(レバノン)
 「ラブレス」(ロシア)
 「心と体と」(ハンガリー)
 「ザ・スクエア 思いやりの聖域」(スウェーデン)

posted by たくカジ!!CINEMA at 13:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

メラニーさんのアカデミー賞予想

ジェーン・スーさんがお友達のオスカー予想家メラニーさんのオスカー予想を公開しました。
https://twitter.com/janesu112/status/970439260175134722

ちょっと見にくいので、アレンジしてみます。

技術系の賞はダンケルク、それから撮影と特殊効果はブレードランナー、あとは鉄板の予想という感じですね。ブレードランナーの視覚効果賞は鉄板だと思いますが、さらに撮影賞を是非是非ロジャー・ディーキンスさんに取ってほしいと願っています。今まで十数回ノミネートされているのに受賞できなかった彼に是非撮影賞をお願いします。ときっとメアリーさんも思っていると思います。

ということでもうすぐアカデミー賞受賞式が始まりますね!

【作品賞】
 「君の名前で僕を呼んで」 ※4/27(金)より全国公開
 「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」 ※3/30(金)より全国公開
 「ダンケルク」 公開済み
 「ゲット・アウト」 公開済み
 「レディ・バード」 ※6月公開予定
 「ファントム・スレッド」 ※5/26(土)より全国公開
 「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」 ※3/30(金)より全国公開
 「シェイプ・オブ・ウォーター」 公開中
◎「スリー・ビルボード」 公開中

【監督賞】
 クリストファー・ノーラン「ダンケルク」
 ジョーダン・ピール「ゲット・アウト」
 グレタ・ガーウィグ「レディ・バード」
 ポール・トーマス・アンダーソン「ファントム・スレッド」
◎ギレルモ・デル・トロ「シェイプ・オブ・ウォーター」

【主演男優賞】
 ティモシー・シャラメ「君の名前で僕を呼んで」
 ダニエル・デイ=ルイス「ファントム・スレッド」
 ダニエル・カルーヤ「ゲット・アウト」
◎ゲイリー・オールドマン「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
 デンゼル・ワシントン「Roman J. Israel, Esq.」

【主演女優賞】
 サリー・ホーキンス「シェイプ・オブ・ウォーター」
◎フランシス・マクドーマンド「スリー・ビルボード」
 マーゴット・ロビー「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」
 シアーシャ・ローナン「レディ・バード」
 メリル・ストリープ「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」

【助演男優賞】
 ウィレム・デフォー「ザ・フロリダ・プロジェクト(原題)」
 ウッディ・ハレルソン「スリー・ビルボード」
 リチャード・ジェンキンス「シェイプ・オブ・ウォーター」
 クリストファー・プラマー「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)」
◎サム・ロックウェル「スリー・ビルボード」

※助演男優賞ですが、リチャード・ジェンキンスと行きたいところなんですが、「スリー・ビルボード」サム・ロックウェルがあまりに良かったので、この賞は彼と予測します。

【助演女優賞】
 メアリー・J・ブライジ「マッドバウンド 哀しき友情」
◎アリソン・ジャネイ「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」
 レスリー・マンビル「ファントム・スレッド」
 ローリー・メトカーフ「レディ・バード」
 オクタビア・スペンサー「シェイプ・オブ・ウォーター」

【脚本賞】
 エミリー・V・ゴードン、クメイル・ナンジアニ「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」
 ジョーダン・ピール「ゲット・アウト」
 グレタ・ガーウィグ「レディ・バード」
 ギレルモ・デル・トロ、バネッサ・テイラー「シェイプ・オブ・ウォーター」
◎マーティン・マクドナー「スリー・ビルボード」

【脚色賞】
◎ジェームズ・アイボリー「君の名前で僕を呼んで」
 スコット・ノイスタッター、マイケル・H・ウェバー「The Disaster Artist」
 ジェームズ・マンゴールド、スコット・フランク、マイケル・グリーン「LOGAN ローガン」
 アーロン・ソーキン「モリーズ・ゲーム」
 バージル・ウィリアムズ、ディー・リース「マッドバウンド 哀しき友情」

【撮影賞】
◎ロジャー・ディーキンス「ブレードランナー 2049」
 ブリュノ・デルボネル「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
 ホイテ・バン・ホイテマ「ダンケルク」
 レイチェル・モリソン「マッドバウンド 哀しき友情」
 ダン・ローストセン「シェイプ・オブ・ウォーター」

【編集賞】
 「ベイビー・ドライバー」
◎「ダンケルク」
 「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」
 「シェイプ・オブ・ウォーター」
 「スリー・ビルボード」

【美術賞】
 「美女と野獣」
 「ブレードランナー 2049」
 「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
 「ダンケルク」
◎「シェイプ・オブ・ウォーター」

【音響編集賞】
 「ベイビー・ドライバー」
 「ブレードランナー 2049」
◎「ダンケルク」
 「シェイプ・オブ・ウォーター」
 「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」

【録音賞】
 「ベイビー・ドライバー」
 「ブレードランナー 2049」
◎「ダンケルク」
 「シェイプ・オブ・ウォーター」
 「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」

【視覚効果賞】
◎「ブレードランナー 2049」
 「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」
 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」
 「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」
 「キングコング 髑髏島の巨神」

【衣装デザイン賞】
 ジャクリーン・デュラン「美女と野獣」
 ジャクリーン・デュラン「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
◎マーク・ブリッジス「ファントム・スレッド」
 ルイス・セケイラ「シェイプ・オブ・ウォーター」
 コンソラータ・ボイル「Victoria and Abdul」

【メイク・ヘアスタイリング賞】
◎「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
 「Victoria and Abdul」
 「Wonder」

【作曲賞】
 ハンス・ジマー「ダンケルク」
 ジョニー・グリーンウッド「ファントム・スレッド」
◎アレクサンドル・デスプラ「シェイプ・オブ・ウォーター」
 ジョン・ウィリアムズ「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」
 カーター・バーウェル「スリー・ビルボード」

【主題歌賞】
 “Mighty River”「マッドバウンド 哀しき友情」
 “Mystery of Love”「君の名前で僕を呼んで」
◎“リメンバー・ミー(Remember Me)”「リメンバー・ミー」
 “Stand Up for Something”「マーシャル 法廷を変えた男」
 “This Is Me”「グレイテスト・ショーマン」

※予告編見て、“Mystery of Love”「君の名前で僕を呼んで」これだ!と思いました。

【長編アニメ映画賞】
 「ボス・ベイビー」
 「The Breadwinner(原題)」
◎「リメンバー・ミー」
 「Ferdinand(原題)」
 「ゴッホ 最期の手紙」

【短編アニメーション賞】
◎「Dear Basketball(原題)」
 「ガーデンパーティー(原題:Garden Party)」
 「LOU」
 「Negative Space(原題)」
 「へそまがり昔ばなし(原題:Revolting Rhymes)」

【外国語映画賞】
◎「ナチュラルウーマン」(チリ)
 「L'insulte(英題:The Insult)」(レバノン)
 「ラブレス」(ロシア)
 「心と体と」(ハンガリー)
 「ザ・スクエア 思いやりの聖域」(スウェーデン)
posted by たくカジ!!CINEMA at 09:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2018年03月04日

第90回アカデミー賞直前予想

アカデミー賞近づいてまいりましたというか明日になりました。例年と同じくアカデミー賞直前予想をブログに書き込み、最大限WOWOWの中継を楽しみたいと思います。今年は、作品賞にノミネートされた9作品のうちすでに2作品が公開済み、そして2作品が公開中という、例年より少しだけ多くの情報を得られる状況にありますが、結局半数以上は日本未公開。なので予想の根拠は、TBSラジオ『たまむすび』での町山智浩さんの予想と、去年から始まった同じくTBSラジオ『ウィークエンド・シャッフル』でメラニーさんの予想に全面的に依存してます。

ですが、今年ちょっと違うのは、つい数日前に公開されたばかりの「シェイプ・オブ・ウォーター」にここ数日心を奪われているという個人的な思いがあることです。ですから、町山さんもメラニーさんも「スリー・ビルボード」が作品賞だろうなあとの予想なんですけど、私はとにかく「シェイプ・オブ・ウォーター」に出来るだけとってほしいという大きなえこひいきで予想したいと思っています。ということで、今年の予想をしますね!

【作品賞】
 「君の名前で僕を呼んで」 ※4/27(金)より全国公開
 「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」 ※3/30(金)より全国公開
 「ダンケルク」 公開済み
 「ゲット・アウト」 公開済み
 「レディ・バード」 ※6月公開予定
 「ファントム・スレッド」 ※5/26(土)より全国公開
 「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」 ※3/30(金)より全国公開
◎「シェイプ・オブ・ウォーター」 公開中
 「スリー・ビルボード」 公開中

【監督賞】
 クリストファー・ノーラン「ダンケルク」
 ジョーダン・ピール「ゲット・アウト」
 グレタ・ガーウィグ「レディ・バード」
 ポール・トーマス・アンダーソン「ファントム・スレッド」
◎ギレルモ・デル・トロ「シェイプ・オブ・ウォーター」

【主演男優賞】
 ティモシー・シャラメ「君の名前で僕を呼んで」
 ダニエル・デイ=ルイス「ファントム・スレッド」
 ダニエル・カルーヤ「ゲット・アウト」
◎ゲイリー・オールドマン「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
 デンゼル・ワシントン「Roman J. Israel, Esq.」

【主演女優賞】
◎サリー・ホーキンス「シェイプ・オブ・ウォーター」
 フランシス・マクドーマンド「スリー・ビルボード」
 マーゴット・ロビー「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」
 シアーシャ・ローナン「レディ・バード」
 メリル・ストリープ「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」

【助演男優賞】
 ウィレム・デフォー「ザ・フロリダ・プロジェクト(原題)」
 ウッディ・ハレルソン「スリー・ビルボード」
 リチャード・ジェンキンス「シェイプ・オブ・ウォーター」
 クリストファー・プラマー「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)」
◎サム・ロックウェル「スリー・ビルボード」

※助演男優賞ですが、リチャード・ジェンキンスと行きたいところなんですが、「スリー・ビルボード」サム・ロックウェルがあまりに良かったので、この賞は彼と予測します。

【助演女優賞】
 メアリー・J・ブライジ「マッドバウンド 哀しき友情」
◎アリソン・ジャネイ「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」
 レスリー・マンビル「ファントム・スレッド」
 ローリー・メトカーフ「レディ・バード」
 オクタビア・スペンサー「シェイプ・オブ・ウォーター」

※助演女優賞も、オクタビア・スペンサーと行きたいところなんですが、彼女はすでに取っていますし、彼女の力量からすると普通の演技なので前評判の高いアリソン・ジャネイと予測します。

【脚本賞】
 エミリー・V・ゴードン、クメイル・ナンジアニ「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」
 ジョーダン・ピール「ゲット・アウト」
 グレタ・ガーウィグ「レディ・バード」
 ギレルモ・デル・トロ、バネッサ・テイラー「シェイプ・オブ・ウォーター」
◎マーティン・マクドナー「スリー・ビルボード」

【脚色賞】
◎ジェームズ・アイボリー「君の名前で僕を呼んで」
 スコット・ノイスタッター、マイケル・H・ウェバー「The Disaster Artist」
 ジェームズ・マンゴールド、スコット・フランク、マイケル・グリーン「LOGAN ローガン」
 アーロン・ソーキン「モリーズ・ゲーム」
 バージル・ウィリアムズ、ディー・リース「マッドバウンド 哀しき友情」

【撮影賞】
◎ロジャー・ディーキンス「ブレードランナー 2049」
 ブリュノ・デルボネル「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
 ホイテ・バン・ホイテマ「ダンケルク」
 レイチェル・モリソン「マッドバウンド 哀しき友情」
 ダン・ローストセン「シェイプ・オブ・ウォーター」

【編集賞】
 「ベイビー・ドライバー」
 「ダンケルク」
 「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」
◎「シェイプ・オブ・ウォーター」
 「スリー・ビルボード」

【美術賞】
 「美女と野獣」
 「ブレードランナー 2049」
 「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
 「ダンケルク」
◎「シェイプ・オブ・ウォーター」

【音響編集賞】
◎「ベイビー・ドライバー」
 「ブレードランナー 2049」
 「ダンケルク」
 「シェイプ・オブ・ウォーター」
 「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」

【録音賞】
 「ベイビー・ドライバー」
 「ブレードランナー 2049」
 「ダンケルク」
◎「シェイプ・オブ・ウォーター」
 「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」

【視覚効果賞】
◎「ブレードランナー 2049」
 「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」
 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」
 「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」
 「キングコング 髑髏島の巨神」

【衣装デザイン賞】
 ジャクリーン・デュラン「美女と野獣」
 ジャクリーン・デュラン「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
 マーク・ブリッジス「ファントム・スレッド」
◎ルイス・セケイラ「シェイプ・オブ・ウォーター」
 コンソラータ・ボイル「Victoria and Abdul」

【メイク・ヘアスタイリング賞】
◎「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
 「Victoria and Abdul」
 「Wonder」

【作曲賞】
 ハンス・ジマー「ダンケルク」
 ジョニー・グリーンウッド「ファントム・スレッド」
◎アレクサンドル・デスプラ「シェイプ・オブ・ウォーター」
 ジョン・ウィリアムズ「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」
 カーター・バーウェル「スリー・ビルボード」

【主題歌賞】
 “Mighty River”「マッドバウンド 哀しき友情」
◎“Mystery of Love”「君の名前で僕を呼んで」
 “リメンバー・ミー(Remember Me)”「リメンバー・ミー」
 “Stand Up for Something”「マーシャル 法廷を変えた男」
 “This Is Me”「グレイテスト・ショーマン」

※予告編見て、“Mystery of Love”「君の名前で僕を呼んで」これだ!と思いました。

【長編アニメ映画賞】
 「ボス・ベイビー」
 「The Breadwinner(原題)」
◎「リメンバー・ミー」
 「Ferdinand(原題)」
 「ゴッホ 最期の手紙」

【短編アニメーション賞】
 「Dear Basketball(原題)」
 「ガーデンパーティー(原題:Garden Party)」
 「LOU」
◎「Negative Space(原題)」
 「へそまがり昔ばなし(原題:Revolting Rhymes)」

【外国語映画賞】
◎「ナチュラルウーマン」(チリ)
 「L'insulte(英題:The Insult)」(レバノン)
 「ラブレス」(ロシア)
 「心と体と」(ハンガリー)
 「ザ・スクエア 思いやりの聖域」(スウェーデン)
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2017年12月20日

『2017年心に残った映画』

『2017年心に残った映画』
毎年、ブログで取り上げた映画作品の中で心に残った映画を選んで公開しています。以前は20の作品を選んでいましたが、一昨年から10本にミニマイズ、今年も10作品を選んでみました。それでは2017年の10作品をブログの公開順で公開しますが、夏以降ブログの更新をサボっていましたので、その時期公開の作品は公式ホームページのURLのリンクが挿入されています。では、2017年心に残った映画たちです。

人生フルーツ
  映画の中で繰り返されるナレーションが何回も繰り返されます。
  『風が吹けば、枯れ葉が落ちる 枯れ葉が落ちれば、土が肥える
   土が肥えれば、果実が実る。こつこつ、ゆっくり。人生、フルーツ。』
  こつこつ、ゆっくり、努力を続けていけば、甘くてみずみずしい果実を得ることができる。
  なんだよ、いまさら、当たり前のことを御大層に書きやがってと思うかもしれません。
  しかし、私はこの映画を見て、その当たり前のことの大切さを痛感したのです。
  日々の生活のなかで、こつこつ、ゆっくり、何かを誠実に積み重ねていくこと。
  出来ることはそれだけなんだ。会社をやめて2年。あと10年位は生きるなかでなにを
  積み重ねていくのか?私は考えねばなりません。

たかが世界の終わり
  12年前に家を出て、その後劇作家として主人公は、家族に自分の死が近いことを伝える
  ため里帰りしますが、母は小さかった頃の主人公を懐かしむばかりで、昔話ばかりを繰り返し、
  妹は劇作家として成功した有名人という目でしか兄を捉えることが出来ず、兄は何故か家に
  戻ってきたルイへの苛立ちを隠さず、弟へ厳しい言葉を投げつけては母と諍いを繰り返す。
  12年ぶりに再開したはずなのに、会話は上滑りし、コミュニケーションが成り立たない家族。
  そんな家族の姿を、グザヴィエ・ドランは極端に顔のアップを多用する映像で描き出します。
  観客は、セリフではなく、俳優たちの顔の表情の変化で、登場人物の心の細かな動きを感じ取る。
  映画を観終えて、やはりグザヴィエ・ドランは天才なんだと感じました。

LION/ライオン 〜25年目のただいま〜
  主人公は、5歳の時に不幸な出来事により迷子となり、故郷から1,600km離れたコルカタに
  連れて行かれてしまいます。主人公は、コルカタの街を彷徨い、何とか危機を乗り越え、
  孤児院に収容され、幸いなことにオーストラリア人の夫婦に引き取られます。教育を受け、
  立派に成人した主人公は、ある日友人の家のパーティーに招かれたおりに、その家で幼い
  ころに目にしていたインドのお菓子を目にして、突然自分がどうしてオーストラリアに
  引き取られたのかを思い出し、幼いころの記憶を頼りに故郷を探し始めるのです。
  さて、主人公ははどのようにして故郷にたどり着けるのか?感動作です。

ムーンライト
  マイアミの貧困地域で暮らすアフリカ系アメリカ人のシャロンが人生の居場所を求めて
  彷徨う姿を、幼少期・少年期・青年期の三つのステージで描き出した作品です。
  映画が描き出すのは、麻薬の売人や売春でしか生活していけない境遇が現実と地獄のような
  境遇においても助けようと手を差し伸べ、背中を押してくれる人が存在するのだということ。
  そして、『あの夜のことを、今でもずっと、覚えて』いたシャロンとケヴィンの純愛。
 
人生タクシー 
  パナヒ監督はタクシー運転手に扮してセットしたハディカムを時々動かすのみ。
  そして、客に扮した俳優さんがタクシーに乗っては降りていく。
  たったそれだけですが、情報が統制されているテヘランに暮らす人々の人生模様を監督は
  見事にすくい上げ、政権への皮肉と批判を内包する映画を作り上げています。強調したい
  のは映画に漂う上品なユーモア。パナヒ監督すごいですね。

マンチェスター・バイ・ザ・シー
  この作品、非常に説明のしにくい映画です。もちろんネタバレしてもミステリー作品では
  ありませんから致命的なミスになることはありませんが、「映画を見ることは、約2時間
  のあいだ、別の人生を生きてみること」であると私は思っていますので、主人公がどうして
  心を閉じてしまったのかは、映画の進行と一緒に体験したほうが良いのだと考えます。
  ですから、とにかくこの映画を見てほしいとだけ書くことにします。

ありがとう、トニ・エルドマン
  ルーマニアのコンサルタント会社で働いている娘が心配でたまらない父親は、ブカレストに
  娘を訪ねます。オヤジギャグが大好きな父親が苦手な娘は、押しかけてきた父親となんとか
  数日間一緒に過ごし、ようやく帰ってくれた父親を見送って一安心しますが、父親は娘が
  大きなストレスを抱えていることに気づき、トニ・エルドマンという別人に成り切って
  娘の前に現れて娘を救おうと悪戦苦闘を繰り返すというストーリー。
  ずっと下手な演技と寒いギャグを披露する父親にイライラさせられますが、それも監督の
  術中だと気付く頃にはすっかり映画に取り込まれていて、大きな感動を最後に味わう。
  そんな作品でした。東欧が収奪されている現実もしっかりと描きながら、父親と娘の関係
  ついての普遍性を描き出している。マーレン・アデ監督凄いです。
  
ベイビー・ドライバー
  この映画ついては多くを語る必要は無いと思います。
  とにかくこのシーンを観ていただきたい。
  映画『ベイビー・ドライバー』冒頭6分カーチェイス YouTubeより
  このシーンを創り上げたエドガー・ライト監督を讃えたい。
  それからラストシーンも最高です!

否定と肯定
  この映画で主人公を訴えたデイヴィッド・アーヴィングは、ホロコースト否定論者ロイヒター
  によってアウシュヴィッツに送り込まれ、不正な手段で建造物から毒物採取を行い、科学的な
  検証によってガス室は殺人装置として機能できないことを証明したと主張を事実として、真実を
  覆い隠そうとします。もちろんその主張は裁判によって科学的に完膚なきまでに覆されますが
  アーヴィングのように勝手に事実を創り上げてしまう人間を説得することは出来ない。
  映画の原作者、デボラ・E・リップシュタットは、真実がフィクションよりもはるかに脆いもの
  であり、「今、世界は“真実”と“事実”に関する戦いの中にある」と語っています。
  大統領がフェイクニュースを垂れ流し、歴史修正主義者が南京を従軍慰安婦を否定する
  この現代にこそ観るべき映画であると思いました。

花筐
  『SW最後のジェダイ』を10本目に選ぶつもりでしたが、12月30日に観た『花筐』が、あまりに
  美しくて、あまりに悲しくて、あまりに切実だったので、この映画に選び直しました。
  大林監督の繰り出す映像の奔流に目を奪われた2時間49分。
  声高に反戦を叫ばず、いったん始まってしまえば戦争に抵抗できないものの、自由に生きたい、
  戦争に殺されたくないと願う人々を描こうとする監督は、やがて始まるであろう戦争のあとの
  平和をも視野に入れているかのようです。

『ブレードランナーとスターウォーズ』
『ブレードランナー 2049』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の二作品も是非とも選びたい作品でした。今年2回観たのはこの二作品だけですし、新しい続編を創り上げるのだという監督の努力により、ブレードランナーを生み出したリドリー・スコット、スターウォーズを生み出したジョージ・ルーカス、それぞれの時代は終わったことを感じさせてくれる作品になったいたと思います。
この二作品、これから何回も見返すのでしょうね。
 
『2017年に観た映画一覧 順不同』
2017年に観た作品一覧を以下にまとめました。2013年が71作品、2014年が70作品、2015年が47作品、2016年が72作品、そして今年は53作品でした。今年は出足は好調だったのですが、春以降中だるみで作品数が伸びませんでした。でも、今年は素晴らしい作品が多かった印象があります。では今年観た作品です。

1.人生フルーツ、2.標的の島 風かたか、3.ダーティ・グランパ、4.沈黙−サイレンス−、5.スノーデン、6.未来を花束にして、7.ザ・コンサルタント、8.マグニフィセント・セブン、9.ラ・ラ・ランド、10.たかが世界の終わり、11.王様のためのホログラム、12.アシュラ、13.トリプルX:再起動、14.ラビング 愛という名前のふたり、15.お嬢さん、16.キングコング 髑髏島の巨神、17.ムーンライト、18.ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命、19.LION/ライオン 25年目のただいま、20.ゴースト・イン・ザ・シェル、21.クー嶺街少年殺人事件、22.人生タクシー23.T2 トレインスポッティング、24.ワイルド・スピード ICE BREAK、25.まるでいつもの夜みたいに〜高田渡 東京ラストライブ、26.ノー・エスケープ 自由への国境、27.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス、28.マンチェスター・バイ・ザ・シー、29.メッセージ、30.LOGAN ローガン、31.20センチュリー・ウーマン、32.セールスマン 、33.ありがとう、トニ・エルドマン、34.ふたりの旅路、35.裁き、36.ダンケルク、37.ジョン・ウィック:チャプター2、38.ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ、39.ボンジュール、アン、40.スパイダーマン:ホームカミング、41.ベイビー・ドライバー、42.エル ELLE、43.三度目の殺人、44.オン・ザ・ミルキー・ロード、45.ドリーム、46.ブレードランナー 2049、47.パターソン、48.IT イット “それ”が見えたら、終わり、49.彼女がその名を知らない鳥たち、50.gifted/ギフテッド、51.否定と肯定52.スター・ウォーズ 最後のジェダイ53.花筐

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2017年09月06日

ベイビー・ドライバー

T0022115p.jpg 英題:BABY DRIVER
 製作年:2017年
 製作国:アメリカ
 日本公開:2017年8月19日
 上映時間:1時間53分
 配給・製作会社:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
 監督・脚本:エドガー・ライト
 製作:ニラ・バーク、ティム・ビーバン、エリック・フェルナー
 撮影:ビル・ポープ
音楽:スティーブン・プライス
キャスト:アンセル・エルゴート、ケヴィン・スペイシー、リリー・ジェームズ
エイザ・ゴンザレス、ジョン・ハム、ジェイミー・フォックス
ストーリー:『幼い時の事故の後遺症によって耳鳴りに悩まされながら、完璧なプレイリストをセットしたiPodで音楽を聴くことで驚異のドライビングテクニックを発揮するベイビー(アンセル・エルゴート)。その腕を買われて犯罪組織の逃がし屋として活躍するが、デボラ(リリー・ジェームズ)という女性と恋に落ちる。それを機に裏社会の仕事から手を引こうと考えるが、ベイビーを手放したくない組織のボス(ケヴィン・スペイシー)は、デボラを脅しの材料にして強盗に協力するように迫る。シネマトゥデイより』

『町山さん大推薦』
町山智浩 映画『ベイビー・ドライバー』を語る TBSラジオ『たまむすび』より

町山さんの『ミュージカルなんですよ。これね、すごいのがちゃんとそのシーンのコレオグラフ(振り付け)をプロのコレオグラファーにたのんでいて。この映画、全てのシーンがずーっとリズムを刻むような動きをしているという画期的な映画なんですよ。』との紹介を聞いて、

そしてこのカーチェイスの映像を見て、
映画『ベイビー・ドライバー』冒頭6分カーチェイス YouTubeより

公開初日に見に行きました。そしてぶっ飛びました。
音楽と映像のこのシンクロ感!しかもこれが編集ではなくて、ひたすらリハーサルを繰り返し、テイクを重ねて作り上げたドライブ感なんだという事実。さらに言いたいのは、エドガー・ライト監督がこの作品にハリウッド作品へのたくさんのオマージュを込めつつ、ノーテンキなハリウッド映画への批判精神も失わないというその姿勢。『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』も良かったけれど、この作品も最高でした。

『カーチェイス映画について』
町山さんの解説で面白かったのは、イギリスではカーチェイス映画が撮れないというお話。確かにイギリスは交差点がロータリーになっているので道路がスピードが出せない構造になっていますね。

だから、
『どうしてもカーチェイス映画を作りたいから、アメリカで作るしかないということで。その頃からずーっとカーチェイス映画の企画を練っていて。この『ベイビー・ドライバー』っていうのはだから1995年に最初に彼、考えて。そこからずーっと、「アメリカでカーチェイス映画を作る、作る!」って思ってとうとう作れた映画』なんだということ。そんなライト監督に執念とオタク精神に最大限の賛辞を贈りたいと思います。

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2017年05月18日

マンチェスター・バイ・ザ・シー

T0021664q.jpg 英題:MANCHESTER BY THE SEA
 製作年:2016年
 製作国:アメリカ
 日本公開:2017年5月13日
 上映時間:2時間17分
 配給:ビターズ・エンド / パルコ
 製作会社:K Period Media、Pearl Street Films他
 監督・脚本:ケネス・ロナーガン
 プロデューサー:ローレン・ベック、マット・デイモン他
キャスト:ケイシー・アフレック、ミシェル・ウィリアムズ
ストーリー:『ボストン郊外で便利屋をしている孤独な男リー(ケイシー・アフレック)は、兄ジョー(カイル・チャンドラー)の急死をきっかけに故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーに戻ってくる。兄の死を悲しむ暇もなく、遺言で16歳になるおいのパトリック(ルーカス・ヘッジズ)の後見人を引き受けた彼は、おいの面倒を見るため故郷の町に留まるうちに、自身が心を閉ざすことになった過去の悲劇と向き合うことになり……。シネマトゥデイより』

『傑作!?』
この作品、昨年の11月に町山智浩さんがTBSラジオ「たまむすび」で紹介していました。
町山智浩 映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』を語る 「miyearnZZ Labo」より

町山さんは紹介の中で、
『この映画はものすごい地味なんで、まだ日本公開が決まっていないんですけども。
 たぶんこれはアカデミー賞主演男優賞を行くだろう』
 と予測!

予測通り作品は、本年度のアカデミー賞で主演男優賞を獲得、さらに脚本賞にも輝きました。
しかし、町山さんから地味だと称されたこの作品の配給を担当するのはビターズ・エンド。地味だけど良質な作品を配給する会社として有名ですが、なまじこの作品がアカデミー賞を2つも取ってしまったから、こんなポスターを作成したのでしょうね。

T0021664p (1).jpg

自ら”傑作”って書くか!?
まあ、そう思ってしまいますが、”とにかく見て欲しい!”
そんな思いであったのだろうと、この作品見て思いました。

引用したシネマトゥデイの映画紹介記事に清水節さんの映画評論が掲載されていますが”数年に1本の傑作”という表現に偽りはありませんでした。

『とにかく見て欲しい』
この作品、町山さんが言われているように”非常に説明のしにくい映画”です。もちろんネタバレしてもミステリー作品ではないので、それが致命的なミスになることはありませんが、「映画を見ることは、約2時間のあいだ、別の人生を生きてみること」であると私は思っていますので、主人公のリー(ケイシー・アフレック)がどうして心を閉じてしまったのかは、映画の進行と一緒に体験したほうが良いのだと考えます。ですから、とにかくこの映画を見てほしいとだけ書くことにします。

主人公のリーは、人生には、乗り越えられることと、どうしても乗り越えられないことがあることを理解するに至りますが、それに至る道筋は辛いものです。さらに耐え難いことが主人公の身には起こります。その過程を主人公と一緒に体験させてくれる映画でした。

蛇足ですが、主人公を演じたケイシー・アフレックの演技、本当に素晴らしいものでした。それから元妻を演じたミシェル・ウィリアムズも本当に素晴らしい。それから、二人の間にどんなことがあったのか?それだけで一本映画が作れそうな内容なのに、それをそうするの?って思わせてくれたケネス・ロナーガンも素晴らしい。以上です。


『参考』
映画の公式ホームページに高橋源一郎さんの映画評が掲載されています。
5月10日(水)朝日新聞に掲載された文章だそうですが、是非読んでみてください。
越えられない痛みからの再生孤独な心に寄り添う傑作  高橋源一郎

もう一つ、前掲の町山さんの紹介記事
町山智浩 映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』を語る 「miyearnZZ Labo」より

マット・デイモンがどうしてケイシー・アフレックにこの映画の主演を譲ったのか?
それが知りたい人は町山さんの解説を是非読んでみてください。

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2017年05月06日

まるでいつもの夜みたいに

T0021859p.jpg 製作年:2017年
 日本公開:2017年4月29日
 上映時間:1時間14分
 配給協力:アップリンク / TONE
 製作・配給:スコブル工房
 監督・撮影・編集:代島治彦
 語り:田川律
 題字・絵:南椌椌
 ピアニカ演奏:ロケット・マツ
キャスト:高田渡、中川イサト、中川五郎
ストーリー:『1960年代から活躍するフォークシンガー高田渡が、死を迎える20日前の2005年3月27日、東京・高円寺の居酒屋でライブを行った。カメラは、住まいのある三鷹から高円寺へ向かうところから高田を追う。そして、50平米ほどの即席の会場でギター1本を手にした高田は、「仕事さがし」に始まり、軽妙なトークを交えながら、次々と楽曲を披露していく。シネマトゥデイより』

『東京最後のライブ映像』
シネマトゥデイの紹介にあるように、北海道ツアー中に倒れる2005年4月3日からわずか6日前に高円寺の居酒屋で収録されたライブ映像がほとんどそのまま映画になっています。びっくりするのは、もうその時から12年も経っているということ。確かに、渡さんはその時亡くなられたけれど、いまだに日本のどこかで渡さんは歌いながら旅していると思うことをやめられない、そんな自分がいます。

この映画に収録されているのはこの14曲

『仕事探し』
作詞・曲 高田 渡

『失業手当』
詩 ラングストン・ヒューズ
訳 木島 始 曲 高田 渡

『アイスクリーム』
詩 衣巻省二 曲 高田 渡

『69 シックスナイン』
詩 金子光晴 曲 高田 渡

『鎮静剤』
詩 マリー・ローランサン
訳詩 堀内大学 曲 高田 渡

『ごあいさつ』
詩 谷川俊太郎 曲 高田 渡

『コーヒーブルース』
詩・曲 高田渡 編曲 早川義夫

『銭がなけりゃ』
作詞・曲 高田 渡

『しらみの旅』
詩 添田唖蝉坊 原曲 A.P.カーター

『トンネルの唄』
詩・曲 朝比奈逸人

『ひまわり』
詩 バーナード・フォレスト
訳 中島 完 曲 高田 渡

『ブラザー軒』
 詩 菅原克己 曲 高田 渡

『風』
詩 朝倉 勇 イギリス民謡

『夕暮れ』
詩 黒田三郎 作詞・曲 高田 渡

ライブの最後に歌う歌は『生活の柄』に決まっているのに、このライブではもう飽きたのでと『夕暮れ』をうたうのだけど、この歌がまた良いよなあ。

  夕暮れの街で
  僕は見る
  自分の場所からはみ出てしまった
  多くのひとびとを


ライブの中で、自らの死に触れるシーンがいくつかあるのだけど、まあそれはいつものギャグだと流せることが出来るけれど、この『自分の場所からはみ出てしまった』人についての歌は切なすぎて、切なすぎて。

でも、映画のタイトルのように『まるでいつもの夜みたいに』そこにいる渡さん。
やはり、渡さんは今日も日本のどこかで焼酎を飲みながら歌っているんだと思う。
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2017年04月27日

T2 トレインスポッティング

T0021717p.jpg 英題:T2 TRAINSPOTTING
 製作年:2017年
 製作国:イギリス
 日本公開:2017年4月8日
 上映時間:1時間57分
 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
 製作会社:A DNA FILMS / DECIBEL FILMS / CLOUD EIGHT FILMS
 監督:ダニー・ボイル
 撮影監督:アンソニー・ドッド・マントル
脚本:ジョン・ホッジ
キャスト:ユアン・マクレガー、ユエン・ブレムナー、ジョニー・リー・ミラー
ロバート・カーライル、ケリー・マクドナルド、アンジェラ・ネディヤコバ
ストーリー:『シかつてレントン(ユアン・マクレガー)は、麻薬の売買でつかんだ大金を仲間たちと山分けせずに逃亡した。彼が20年ぶりに故郷スコットランドのエディンバラの実家に戻ってみるとすでに母親は亡くなっており、父親だけが暮らしていた。そして悪友たちのその後が気になったレントンが、ジャンキーのスパッド(ユエン・ブレムナー)のアパートを訪ねると……。ネマトゥデイより』

『WOWOW』
前作『トレインスポッティング』の評判は聞いていましたが、ジャンキーの話ですし、あまり気乗りのしませんでしたが、町山智浩さんが『たまむすび』で紹介していたのを聴いて、では観てみようかと。
【町山智浩】 『T2トレインスポッティング』を町山智浩が解説 YouTubeより

今作品は前作の20年後の話だけど、やはり一応続編だから『トレインスポッティング』を先ずは観るかなと、『WOWOW』の映画欄をチェックしたら来月の5日に放映とありました。なので待てばよいのですが、この作品4月8日に公開ですので、ゴールデンウィークまで公開が続いているかがちょっと微妙。ですので、前作はあとで観ることにして丸の内ピカデリーに行ってきました。

『戻ってきた仲間たち』
前作『トレインスポッティング』は監督にとっても俳優にとってもまさに出世作でした。ダニー・ボイル監督はこの作品で名を挙げ、2008年制作の『スラムドッグ$ミリオネア』ではアカデミー賞作品賞・監督賞他を受賞。主演のユアン・マクレガーの活躍は言うに及ばず、ユエン・ブレムナーもジョニー・リー・ミラーもロバート・カーライルもみんなもう大活躍です。

では、何故、続編の制作が20年後だったのか?その理由は「MovieWalker」の記事にあります。
ダニー・ボイル監督が過去にユアン・マクレガーにひどい仕打ちをしたことを謝罪
監督と主演の仲違いに、デカプーちゃんが関係したとは思いませんでした。しかしこの20年という続編の公開までの年月は、脚本で本当に上手く活かされています。

20年前金を持ち逃げして、新しい世界に旅立ったレントン(ユアン・マクレガー)は、アムステルダムで会計の仕事をしていましたが、結婚にも失敗し、おまけにジムでランニング中に心臓発作。一命をとりとめたレントンは故郷に戻ることを決心します。

実家に戻ると老いた父親が彼を迎えますが、母はすでに亡くなっており、母親が息子がいつかえってきても良いように昔を同じままにしてくれていた部屋だけが彼を待っています。故郷に戻っても行き場のないレントンは、昔の仲間の元へ。20年前仲間と一緒に稼いだ鐘を持ち逃げしたレントンでしたが、実は彼が逃げ出すのを見逃してくれていた心優しいジャンキーのスパッド(ユエン・ブレムナー)の元を訪れると、レントンからの分前(あぶく銭)でさらに麻薬に溺れてしまったスパッドは、何回も麻薬を断とうとしますが果たせず、失意のもとに自殺をしようとしていました。

何とか自殺を止めたレントンは次にサイモン(ジョニー・リー・ミラー)に会いに行きます。レントンとサイモンは和やかに話し始めますが、金を持ち逃げされたことを恨んでいるサイモンはすぐにレントンと殴り合いの喧嘩に。しかし、親友同士であった二人はそのうちにお互いの置かれた惨めな状況を理解し、また悪事を企むことになる。

さて、もう一人の登場人物ベグビー(ロバート・カーライル)は殺人罪で服役中。弁護士に仮釈放を申請するも上手く行かず、一計を案じて見事に脱獄に成功、彼も故郷に戻ってきます。ということで、また前作の4人が揃いますが、さて彼らはどうなっていくのか???というのが『T2 トレインスポッティング』の出だしです。

あれから20年!レントン・サイモン・スパッド・ベグビーはみんな中年です。故郷スコットランドのエジンバラも、20年前の大不況をユーロ統合により救われ、失業者で溢れていた汚い町並みもすっかり綺麗になっています。だがしかし、彼ら4人はまったくその恩恵を受けるに至らず、しかも『明日のことなんか関係ないのだ、今この時間をドラッグで決めて楽しくやれば良いんだ』なんて無軌道なエネルギーはもう無い。それぞれに、なにがしかの係累を持っていて、この先どうして生きていけばよいのかを考えざるを得ない年齢になっています。つまり『中年の危機』ってやつに悩まされるわけです。

私はもう老年ですので、その時期はとっくに通り過ぎていますが、この映画を観て、色々と思うことはありました。個人的には、スパッドの描かれ方に一番ぐっと来ましたが、映画を観る人それぞれにいろんな思い入れを感じることだと思います。ダニー・ボイル監督ですので、サウンドトラックはいつものように素晴らしい!そして、撮影監督のアンソニー・ドッド・マントルの仕事も素晴らしいの一言。若い人も中年の人も老年の人も是非ご覧になってみてください。お勧めいたします。

『イギー・ポップ』
最後にこの曲を歌っているイギー・ポップのこと。
Iggy Pop - Lust For Life  YouTubeより

軽快でとってもポップで良い曲ですが、イギー・ポップといえば、山崎ハコファンの私としては最近とても身近な存在です。というのはイギー・ポップがBBCで担当しているラジオ番組において、山崎ハコさんの曲『ヘルプ・ミー』と『望郷』を2日にわたってかけたという情報が、イギリスのハコファンからもたらされたからです。

この情報を調べてみると、
http://www.bbc.co.uk/programmes/b08kgntw
http://www.bbc.co.uk/programmes/b08hzq7m?ns_mchannel=social


確かに、Hako Yamasaki Help Me (Tsunawatari)  
    Hako Yamasaki Nostalgia
 かけてます!

だから何だと言われたらそれまでなんですが、そして映画とは全く関係のない話ですが、イギーと関係がある話なので書いてみました。蛇足でした。


posted by たくカジ!!CINEMA at 13:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2017年04月18日

人生タクシー

T0021736p.jpg 英題:TAXI
 製作年:2015年
 製作国:イラン
 日本公開:2017年4月15日
 上映時間:1時間22分
 配給:シンカ
 提供:東宝東和
 監督:ジャファル・パナヒ
 キャスト:ジャファル・パナヒ
見どころ:『カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界三大映画祭での受賞経験を持つ名匠ジャファル・パナヒ監督によるユニークな人生賛歌。イラン政府への反体制的な行動によって、映画制作を禁じられたパナヒ監督自らタクシーの運転手にふんし、車内に設置したカメラで客たちの様子を撮影。監督と乗客の会話を通じ、情報が統制されているテヘランに暮らす人々の人生模様を映し出し、第65回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した。シネマトゥデイより』

『イラン映画』
イラン映画はほとんど観たことがありません。巨匠キアロスタミ監督の映画は『トスカーナの贋作』だけですし、ファルハディ監督も『別離』『彼女が消えた浜辺』のみ。そして恥ずかしながら、今作品の監督ジャファル・パナヒさんについてはまったく知りませんでした。

この映画は文化放送大竹まことゴールデンラジオ!に出演したいとうせいこうさんの紹介です。
いとうせいこう×光浦靖子×大竹まこと「映画『人生タクシー』」2017.03.23
いとうせいこうさん、番組ではいろんなものを紹介してくださっています。先日ブログにアップした『ムーンライト』もいとうせいこうさんの紹介でした。

『フェイクドキュメンタリー』
映画終了後、森達也監督と松江哲明監督のトークイベントがありました。
森達也監督と松江哲明監督が語る制約がある面白さ『人生タクシー』公開初日イベント

パナヒ監督は、政府への反体制的な活動を理由に2010年より“20年間の映画監督禁止令”を受けていますので、この作品も映画ではなくタクシーの車内映像記録であるという体になっています。ですから、当然での外国での映画公開イベントに出席なんてことは夢のまた夢。

代理(?)として出席のお二人の監督は『人生タクシー』にインスパイアされて制作した短編映画上映の後、本作の魅力を語られました。森監督の『映画を撮ることを禁じられた映画監督の映画のような映像』の絶妙な居心地悪さ、松江監督の『ちいさな宝物 Ein Kleiner Schatz』の場違い感、それぞれに楽しめましたが、面白かったのはやはりトークセッション。

松江監督の、
『この映画は見る人によってはドキュメンタリーに見えます。
 枷があるからこそドキュメンタリーよりドキュメンタリーになっていますよね。
 枷を作ることで自由が見えてくる。そういう映画好きなんですよ。』


森監督の、
『多少は制約あった方がドキュメンタリーとかは面白くなる。
 中国とか、ミヤンマーとか・・・。さすがに北朝鮮はね、撮れないけれど。
 ・・・これから日本ドキュメンタリー面白くなると思いますよ。』


特に、森監督の『これから日本ドキュメンタリー面白くなると思いますよ』には大爆笑してしまいました。森監督の発言、かなりブラックですが、こういうユーモアが大事でしょう!『人生タクシー』もパナヒ監督を取り巻く状況はかなり深刻ですが、そんな中で映画製作を諦めない姿勢が凄いし、決してユーモアも忘れていない。

公式サイトに監督のメッセージが掲載されています。
是非読んでみてください。TOPページの一番下の部分に掲載されています。
http://jinsei-taxi.jp/

『どんなふうにして撮ったのだろう??』
パナヒ監督はタクシー運転手に扮してセットしたハディカムを時々動かすのみ。
客に扮した俳優さんがタクシーに乗っては降りていく。

普通に考えればかなりピントが合ってなかったりブレの多い映像になってしまうと思いますし、ハプニングの多いストーリーになってしまうと思うのですが、映像はすこぶる鮮明で、客として乗ってくる姪のハンディビデオの映像なんかも素材として使って、編集の上手さもあると思いますが、素晴らしい映画になっています。しかも上品がユーモアが漂う映画に!

パナヒ監督はタクシーを運転しているだけに見えますが、その陰で時間調整や交通整理や見張り(!?)などを行っているスタッフの努力があるのでしょう。イラン映画を支える映画人の気骨も見事です。他のパナヒ監督作品俄然観たくなりました。

5949800091752.jpg

posted by たくカジ!!CINEMA at 12:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画